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草森紳一 著作目録

 草森紳一は、約45年にも及ぶ執筆活動の中で、膨大な数の著作を遺しました。ここでは、それらを紹介します。
  なお、遺漏や誤記・誤植など、多々あろうかと存じます。お気づきの方は、ご連絡いただけますと幸いです。
   ●単著
   ●共著・編著など(作業中)
   ●連載原稿
   ●その他(作業中)

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単  著
マンガ考 1 マンガ考 僕たち自身の中の間抜けの探究
  コダマプレス、1967年5月
 もっとも新らしいマンガ評論集!…マンガ案内!(見返しより)
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カバー・本文イラスト◎真鍋博

マンガ・エロチシズム考 2 マンガ・エロチシズム考
  誠文堂新光社(ブレーン・ブックス)、1971年2月
 いわば、私のマンガの読みかたにすぎないのであり、いわばマンガ・エロチシズムの旅であり、かなり押しつけがましく書かれていることがあるかもしれないが、読者の見かたを私のそれと自由につぶし合いしてもらえればよいのである。(あとがきより)
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カバーデザイン・カット◎黒田征太郎
ナンセンスの練習 3 ナンセンスの練習
  晶文社、1971年11月
 すべてのセンスにノンを! 新らしい充溢を生む、光あふれるノンのためのワイルドなエチュード(帯より)
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ブックデザイン◎平野甲賀
日本ナンセンス画志 4 日本ナンセンス画志 恣意の暴逆
  大和書房、1972年2月
 画佯を断察する奇系の絵画史論!! 十六の絵画群を探る著者の目は、絵そのものにナンセンスを見、また画工にナンセンス人間の像を見、遂には人間の生き方におけるナンセンスを見る。個を超える契機としてのナンセンスを求めつつ、さらに著者自身の恣意の暴逆をもって打返した異色の美術論考!!(帯より)
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装幀◎井上洋介
江戸のデザイン 5 江戸のデザイン
  駸々堂出版、1972年11月
 結局、私のなしたことはなにか。私の「江戸のデザイン」にたいする志意は、一口にいえば、デザインというあちゃらかの言葉を空無化することにあった。(あとがきより)
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装幀◎横尾忠則
悪食病誌 6 悪食病誌 底のない舟
  昭文社出版部、1972年11月
 草森紳一のエスプリには定評がある。洋の東西、古今を問わず、芸術家からスポーツマンまで、その鋭い批評精神に会うと、あるものは光彩を増し、あるものは色褪せて見える。不思議な精神の鏡である。(帯より)
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装幀◎高松次郎
狼藉集 7 狼籍集
  ゴルゴオン社、1973年11月

 飛ぶ鳥を地に疾駆させ、地を駆ける猛獣を、空に飛行させる幻化の力を知り 幻の行動を疾駆し、さかまき乱舞する森羅万象を風景と看破! クドゥールの魔霊の言葉をも解す、現代のエンサイクロペディストの旗手 本年度毎日出版文化賞受賞、草森紳一の虎跡の全貌を現わす、センスとナンセンスに色彩られた、珠玉の一〇五編を堂々収録 日本デザイン界の奇才羽良多平吉による、造本美学の極限へと挑戦した、最高の装幀で送る!(帯より)

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装幀◎羽良多平吉
鳩を喰う少女 8 鳩を喰う少女(夢の王国シリーズ7)
  大和書房、1974年3月
 記憶の闇の彼方から歩み寄る少女の像(イメージ)――跳梁する少女の群を独自な〈性〉の姿を通して描く七つの少女物語(帯より)
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装本◎中島かほる、挿画◎大橋歩
衣裳を垂れて 9 衣裳を垂れて天下治まる
  駸々堂出版、1974年11月
 妖怪! 草森紳一の新刊 衣裳を通してみる女たちへの悪口讃歌 衣裳を発端として、過去、現在、未来が交錯した迷路を這いずりまわって、輪廻の暗黒に見たー生きかたとしてのエロチシズム万華鏡
 妖才! 山口はるみの装本 華麗なるエロスに満ち溢れる魅惑の世界(帯より)
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装本・イラストレーション◎山口はるみ
子供の場所 10 子供の場所
  晶文社、1975年9月
 ボロボロになった地球の上から――子供の遊び場が消えた。遊園地、街路、団地、学校ーー子供たちの生活空間をくまなく歩き、子供と大人を共に巻込む「遊び」の運命について考える(帯より)
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装幀◎平野甲賀、写真◎大倉舜二
だが、虎は見える 11 だが、虎は見える
  村松書館、1975年12月
 心に生えた虎の博物誌 詩人のなかに画人のなかに生えた虎、東洋人のなかに西洋人なかに生えた虎、人間の心に生えた虎をとおして、虎の眼光のサーチライトを借りて、過去と現在の密林にわけ入り、その奥にある行先と視界、人間の未来と日々の生きかたを照射せんとした、これは一つの文明論であり、そして人間論である。(帯より)
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装幀◎羽良多平吉
悪のりドンファン 12 悪のりドンファン テレビ・コマーシャルの二〇年
  フィルムアート社、1976年3月
 広告の否定、テレビの否定は、ほとんど意味がない。テレビ広告も、それじたいは、なんら悪でもないし善でもないからだ。テレビのCMが、「悪のりドンファン」であるとするなら、それを受けとめた私たちも「悪のりのずべた」であった筈だからだ。(あとがきより)
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ブックデザイン◎石岡瑛子、写真◎横須賀功光
ポール・デイビス 13 ポール・デービス アメリカン・ナイーヴ
  PARCO出版局(パルコピクチュアバックス)、1977年3月
 ポール・デービスの絵にはアメリカが集約されている。すばらしい技法とユーモアによってアメリカン・ナイーヴの伝統がそこによみがえる。もし絵画が或る“幸福”を感じさせるとすれば、それはデービスの作品以外ない。(帯より)
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表紙デザイン◎草刈順
イラストレーション 14 イラストレーション 地球を刺青する
  すばる書房、1977年5月
 この「イラストレーション」なる本は、私の食物誌である。挿絵をふくめたイラストの世界をどのように私が食べたかの記録である。(帯より)
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構成◎太田徹也
円の冒険 15 円の冒険
  晶文社、1977年8月
 円は丸、丸は満点。円はゼロ、ゼロは零点。日常の中に見え隠れするこの堂々めぐりの絶対空間「円」にむかって、自在な思考で切りこんだ異色の「円」文化論(帯より)
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ブックデザイン◎平野甲賀
争名の賦 16 争名の賦 自己宣傳と古代中國知識人
  徳間書店、1978年3月
 いまこそ自己宣伝の時代!! 低成長・高度管理社会ゆえに、より強く生きねばならぬ。人生の万華鏡――古代中国を彩った韓非子、孔子、屈原ら、外貌の陰でいかに激しく己れの売り込みを策したか、その鮮烈な生きざまを現代に投映した脅威の書!!(帯より)
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装幀・装画◎井上洋介
軍艦と草原 17 軍艦と草原 分別と無分別
  九藝出版、1978年4月
 一冊の書物に籠めた壮大な雑学の宇宙 スヌーピーと秋竜山、街の看板と市電、建築家と四人の妻たち、近松と京伝、『イージー・ライダー』と三国連太郎……。この奇妙な対の構成にあなたは何を読みとるだろうか? 実はここそこにこそ、「分別と無分別」を語る著者の雑学体系、魅惑的な、そのミステリー・ゾーンへの入口が覗いている!(帯より)
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装幀◎上田充
歳三の写真 18 歳三の写真
  新人物往来社、1978年5月
 私の土方歳三への思惑は、つぎの一点につきた。土方歳三の写真が、この世に残っている、ということは、ある日、彼がカメラの前に立ったわけだ。その日の土方歳三を書いてみたい、の一点につきた。(自跋より)
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装幀◎平野甲賀
印象 19 印象
  冬樹社、1978年10月
 金瓶梅●司馬遷●朝鮮童謡●孟浩然●毛沢東●アンデルセン●チェスタートン●ヴェルヌ●ボブ・ディラン●日影丈吉●田中英光●山田風太郎●高橋睦郎●鷲巣繁男●富士正晴●蕪村●秋成を自在に語る。草森紳一エッセイ集(帯より)
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装幀◎三嶋典東 写真◎一村哲也
絶対の宣伝1 20 絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ1 宣伝的人間の研究 ゲッベルス
  番町書房、1978年12月
 人間心理の洞察に長け、徹底した目的意識の下にあらゆるものを宣伝の具とみなし、利用したゲッペルスの宣伝観と方法論の研究。(帯より)
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デザイン◎和田誠
絶対の宣伝2 21 絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ2 宣伝的人間の研究 ヒットラー
  番町書房、1979年2月
 宣伝は大衆操作の技術であるとするヒットラーが、大衆―特に女性と少年の心をいかにしてつかみ、ナチス第三帝国を築きあげたか?(帯より)
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デザイン◎和田誠
絶対の宣伝3 22 絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ3 煽動の方法
  番町書房、1979年3月
 本巻では、ナチスがもっとも頻繁かつ巧妙に駆使した宣伝の手法、「煽動」を取りあげ、その手段、方法、効果等を多角的に検討する。(帯より)
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デザイン◎和田誠
素朴の大砲 23 素朴の大砲 画志アンリ・ルッソー
  大和書房、1979年4月
 近代絵画史のなかで、アンリ・ルッソーは妙に不安定な位置付けを強いられてきた。それにもかかわらず、現代絵画やグラフィックデザインなど造形美術に与えた影響の大きさは計りがたいものがある。ルッソーに出合って二十数年、彼の絵を隈なく見据えてきた著者が二十四のテーマから立体的に浮彫る現在唯一の本格的アンリ・ルッソー論。(帯より)
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装幀・構成◎横尾忠則
オフィス空間 24 オフィス空間 サラリーマンの場所と生理
  鹿島出版会、1979年6月
 オフィス空間とは、サラリーマンの生理空間にほかならぬ。私などは、建築家が、その空間に生きざるをえない人間の生理を考える力をもちうるかを疑問に思うものだ。しかし、建築家は、その実現はともかく、入れ物は立派でも、会社本位に能率、社員本位には生甲斐にからんで人間の生理を考えてみなくてはならぬ、という矛盾を考察しなければならなかったと言えるだろう。
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デザイン◎杉浦康平・海保透、イラスト◎本くに子
絶対の宣伝4 25 絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ4 文化の利用
  番町書房、1979年8月
 宣伝を人間の弱さにつけこむ技術とみなしたナチスが、芸術や各種媒体を駆使し、目的に奉仕させた様を具体的事物に即して解明する。(帯より)
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デザイン◎和田誠
夢に帰る 26 夢に帰る 遣唐使・阿倍仲麻呂(吉野ろまん新書4)
  吉野教育図書、1981年6月
 波頭を越えるごとに、あらたな悲劇を重ねていくことになった遣唐使たち。かれらにとって唐までの途のなんと遙かなことであろう。だが、航海の厳しさこそ、唐に対するかれらの興味をいやが上にもかきたてる心のバネでもあった。かれらは大和朝廷から派遣された使節だから、自国の力を示すことはもちろんだが、ねらいは唐の文化の摂取にあった。辛苦の末に辿り着いた唐の国で、かれらはいったい何を見、何をつかんだろうか。(表紙より)
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表紙構成◎北原土久、表紙絵◎江崎やすこ
旅嫌い 27 旅嫌い
  マルジュ社、1982年4月
 軌道を外れて余白の旅へ 少年のこころが蝶を追う〈スリランカ、モルディヴ共和国〉 “ごく普通”の風景旅徨〈横浜にもぐりこむ〉 呪術と呪文の内臓空間〈小樽・仙台・神戸・沖縄…〉(帯より)
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装幀◎三嶋典東 写真◎大倉舜二・一村哲也・相原亨
見立て狂い 28 見立て狂い
  フィルムアート社、1982年12月
 なお、『見立て狂い』という題は、本文の一編のタイトルからとったものだが、私がためらっていると、草森さんの仕事はみな、言ってみれば「見立て」ですよということになり、えいっ!それなら一層そうしちゃえと決まったものである。現代は、複製文化の爛熟の中で新しい「見立て」の時代に突入しているともいえるだろう。(あとがきより)
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装幀◎中垣信夫・早瀬芳文
あの猿を見よ 29 あの猿を見よ 江戸佯狂伝
  新人物往来社、1984年11月
 太平の世を生きる憂鬱を撃つ! 徳川300年を通底する欺瞞と偽善を逆説的に照射する「佯狂」の系譜。大石内蔵助、平野国臣、周布政之助ら、政治と倫理の陥穽を〈狂気〉と共にくぐった人間たちの不可視のドラマ!(帯より)
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装丁◎赤瀬川原平
オフィス・ゲーム 30 オフィス・ゲーム オフィス空間の生理と心理
  講談社(講談社文庫)、1986年3月
 人間は空間に支配される! サラリーマンには、オフィスが仕事の場であると同時に生命現象の運動場である(帯より)
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デザイン◎菊池信義
女のセリフ 31 女のセリフ「捕物帖」
  主婦と生活社、1986年12月
 「こわいわ、あの人」「ただのお友だちよ」「ステキ」 女ごころのヒダを解く12のカギ(帯より)
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イラストレーション◎湯村タラ、アートディレクション◎湯村輝彦
デザイン◎関根美樹
コンパクトカメラの大冒険 32 コンパクトカメラの大冒険
  朝日新聞社、1987年3月
 散歩の途中で、ふとカメラを向けると、銃をもつ狩人の恍惚感が身をつつむ。街の風景との劇的な出合いを楽しむ、万華鏡的コンパクトカメラの遊び方。「散歩狩り」「自転車の肖像」ほか1編を収録。(帯より)
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装幀・本文レイアウト◎奥村靫正
九蓮宝燈は 33 九蓮宝燈は、極楽往生の切符
  三一書房、1989年3月
 吉行淳之介推薦 草森紳一さんは自分のことを「大騒ぎのヘボ麻雀」と書いている。それなら面白そうだと期待したが、やはり面白かった。エピソードがたくさんあるところもいい。私もご同様で、麻雀必勝法の類を読むと特別のもののほかは、眠くなる。この書名の「九蓮宝燈…」は「九連」が正しいとおもったら、その点の考証も行き届いていた。因みに、私は五十年近く打ちつづけているが、九蓮宝燈と天和が一回ずつできた。珍しいことらしいので、年譜にゴチックで入れてある。(帯より)
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しぐさについて 34 女の魅力百景1 しぐさについて
  KKベストセラーズ(ワニ文庫)、1990年7月
 知るほどに愛しい女よ、ああ、今夜も眠れない! 足を組んだり、舌を出したり……。ふとしたしぐさの魅力を解剖する!!(帯より)
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カバー・本文イラスト◎湯村タラ
銭は神に通ず 35 銭は神に通ず ビューワで覗いた中国人の心の洞窟
  三一書房、1992年3月
 他人の世界を倍にできる――紳は神に通ず、と言う所以である。読者もまた、本書を通じてご自分の世界を倍にも三倍にも、楽しく深められるに違いない。(跋より)
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装幀◎高麗降彦
散歩で三歩 36 随筆「散歩で三歩」 コンパクトカメラの新冒険
  話の特集、1992年8月
 「この本は、散歩について、まったく散歩するように書いてあります。」小沢昭一 勝手気ままに彷徨し、ちょっとそこまで逍遙し、かなり怪しく徘徊する。カラー42ページを含む200葉の写真で構成した、さまざまな散歩の風景。(帯より)
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装画◎長新太、装幀◎矢吹申彦
写真のど真ん中 37 写真のど真ん中
  河出書房新社、1993年6月
 先駆的・本格的写真論 写真のメカニズムと原理を分析し、あらゆる分野の写真を、高尚かと思えば下世話に意表をつく角度から考察する。(帯より)
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造本◎大類信
北狐の足跡 38 北狐の足跡 「書」という宇宙の大活劇
  ゲイン、1994年1月
 長年にわたるライフワーク、ここに完成 土方歳三、副島種臣・一休、白隠、澤庵・樋口一葉、円谷幸吉・池大雅、徐文長、蘇東坡、李賀ほか、多くの「書」を通して世界と人間の在り方を探る(帯より)
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装丁◎石川九楊・草森紳一・久米泰弘
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酒を売る家 39 「漢詩賞遊」酒を売る家
  竹書房、1996年12月
 90篇、90日の楽しみ さあ、漢字の海へ、心のオアシスへ……旅立ちを。(帯より)
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撮影◎竹内敏信、装幀◎藤田享一
食客風雲録中国篇 40 食客風雲録 中国篇
  青土社、1997年11月
 食わせた客が三千人。他人の家で食わせてもらう食客。主人は客の才能を見越して恩を売り、客は功なり名を遂げて恩を返す。この主客の原の探りあいこそが、政治を、文化を、歴史をつくってきた。諸国を居候遍歴した『三国志』の英雄・劉備。食客を3000人も抱えていた諸侯……「食客道」の源流に迫る草森史学の真骨頂。(帯より)
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装幀◎南伸坊
食客風雲録日本篇 41 食客風雲録 日本篇
  青土社、1997年11月
 食うか、食わせるか。大隈重信の屋敷に集って明治政府を陰で操った居候たち。芸者の金で南洋の島に渡り「占領」してしまった? 後藤象二郎のドラ息子…… 他人の家で食わせてもらいながら「主人を食う」気概に満ちた食客の面々。「維新」直後の激動期、主人と客の虚々実々、波瀾万丈を通して歴史と人間の神髄にふれる。(帯より)
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装幀◎南伸坊
少年曹操 42 少年曹操
  文藝春秋、1999年12月
 芸術も兵法も一流だった男 罵倒も恐れず、苛烈な生を生きた男 孫子の思想を受け、「三国鼎立」を望んだ男 任侠道の「少年」の観点から解きあかす、三国志の英雄の真の魅力とは――(帯より)
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装幀◎関口聖司・増田寛
 
あやかり富士 43 あやかり富士 随筆「江戸のデザイン」
  翔泳社、2000年5月
 うがち損いの精神 この世のありとあらゆるものをデザインで打ち返さないではいられなかった、退屈にしてしんどい太平時代を生き抜くための江戸人の世渡り術。嗚呼、エロ・パラダイス! 名著『江戸のデザイン』から30年の雑文集成(帯より)
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口絵・装丁◎山本タカト
本文・カバーデザイン・タイトルロゴ◎横山勝
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歳三の写真増補版 44 歳三の写真 増補版
  新人物往来社、2004年2月
 平成16年テレビドラマ「新選組」の世界(帯より)
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装画◎山本タカト
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荷風の永代橋 45 荷風の永代橋
  青土社、2004年12月
 佇み、わたり、流れゆく 昭和三年夏、永井荷風は永代橋から隅田川へ風呂敷を投げ棄てた。包まれた「漢詩」は、どんな思いを秘めていたのか―― 一大叙事詩『断腸亭日乗』に凝らされた様ざまな仕掛けを「永代橋」の視点から、微に入り細を穿って解きほぐし、明治・大正・昭和、日・米・仏を縦横無尽に往還する詳細にして壮大なる時空の旅路。(帯より)
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装幀・装画◎井上洋介
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本が崩れる 46 随筆 本が崩れる
  文藝春秋(文春新書)、2005年10月
 まるで21世紀の植草甚一だ 坪内祐三 「七時に「東亜」で草森紳一さんと坂崎重盛さんと『エンタクシー』のイキ君と待ち合わせ。草森さんにお目にかかるのは二年ぶりくらいだが、ますますシブくかっこイイぜ。まるで21世紀の植草甚一だ(もう甚一をなつかしがるのはヤメにしよう、ボクたちには紳一がいるのだから)。 「酒日記」『ダカーポ』2005年4月6日号より
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目次文字◎坂崎重盛
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夢の展翅 47 夢の展翅
  青土社、2008年7月
 夭折の詩人 戦国の美女 隠遁する奇人… 蝶を追い翅を留めるように蒐集した自らの夢を、中国史上の文人・政治家の夢の数かずと並べ玩味し、夢と記憶、書物と歴史、そして人間精神そのものの不思議さの神髄に迫る。ライフワークである唐代の鬼才・李賀の夢の詩を中心に展開する草森宇宙の到達点。最後の連載完結。(帯より)
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絵◎井上洋介
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不許可写真 48 不許可写真
  文藝春秋(文春新書)、2008年8月 
 見てはいけないもの。見せてはならないもの。不許可の烙印を押された禍々しい写真を次々と紹介しながら、卓越した自由な精神で、不自由な時代の残像を読みとった破天荒な試み。(カバー袖より)
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「穴」を探る 49 「穴」を探る 老荘思想から世界を覗く
  河出書房新社、2009年2月
 気学とは「穴」である。
 分別を離れて「穴」に落ちる。穴を落ちきって「穴そのもの」になる。わが身を忘れて積極的にむなしく生きる。そうすれば世界はいたるところ穴だらけである。膨大な書き物を遺して急逝した草森紳一の明るい虚無思想を知るライフワーク。闊達自在な世界「穴」文化論。(帯より)
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装幀◎山元伸子、カバー装画◎井上洋介、写真◎草森紳一
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大宣伝(上) 50
中国文化大革命の大宣伝(上)
 
芸術新聞社、2009年5月
  人は宣伝にいかにダマされ、ダマすのか?……プレゼンの天才・毛沢東の魔術を100万字で読み解いた。
毛沢東の文化大革命を「宣伝」という視点からとらえ、ここまで執拗に紹介・解説した本は、世界にもまず例がない——天野祐吉(帯より)
 
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  装幀・デザイン◎美柑和俊
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大宣伝(下) 51
中国文化大革命の大宣伝(下)
 
芸術新聞社、2009年5月
  すべて宣伝(プロパガンダ)と考えれば、中国の謎に合点がいく……著作権侵害/反日/食品問題……がわかる。
広告関係者、中国に興味を持っている人、それから政治を志す若者……に、ぜひ読んでほしい——椎根和(帯より)
 
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  装幀・デザイン◎美柑和俊
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フランク 52
フランク・ロイド・ライトの呪術空間 有機建築の魔法の謎
 
フィルムアート社、2009年7月
  ライトの有機建築(オーガニック・アーキテクチャ)に秘められた〈謎〉を解き明かす! 稀代の“天才雑文家”・草森紳一の〈見立て〉が冴え渡る、摩訶不思議な建築論!
 
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  写真◎大倉舜二
装丁・本文レイアウト◎坂哲二
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読み方 53
本の読み方 墓場の書斎に閉じこもる
 
河出書房新社、2009年8月
  本は崩れず。
本を読む。読みたいから読む。やむにやまれずただひたすらに。読み疲れてまどろんだりしても、それも読書のうちである。ただその本とある時間と空間を愛するのみ。読書の歓びとは、本とある快楽の追求以外のなにものでもない。すべての書痴に捧ぐ。書物万歳!
 
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  写真◎草森紳一
装丁◎山本伸子
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読み方 54
古人に学ぶ 中国名言集
 
河出書房新社、2010年2月
  肺腑をつく不滅の言葉力
「伯楽は善く馬を治む」「矛楯の説」「少年老い易く学成り難し」「農は天下の大本なり」……。中国三千年の歴史が生んだ、老子、孔子、韓非、朱子などなどの、今に輝きを増す三十八の名句名言を、わかりやすくおもしろく味わう。三歩老人の筆名で書かれた幻の連載「古賢碧玉集」、待望の単行本化。
 
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読み方 55
文字の大陸 汚穢の都 明治人清国見物録
 
大修館書店、2010年4月
  近代日本人の中国原体験
尾崎行雄、原敬、岡千仞、榎本武揚、伊藤博文。
明治17年前後、中国の地を踏んだ5人の日本人は、何を見て、何を感じたのか?
 
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  装丁◎山崎登
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読み方 56
勝海舟の真実 剣、誠、書
 
河出書房新社、2011年6月
 

維新最大の立役者の書とは。剛気、胆略、遠望のひとの、等身大の実像に迫る。
日清戦争が終結したある日、福島県からひとりの教師が、勝に揮毫を求めて屋敷を訪ねてきた。応接した勝は……。剣に学び、禅に学び、父小吉に学んだ誠のひと。その檜舞台・江戸無血開城の舞台裏を、山岡鉄舟のふるまいをあわせうかがいながら徹底追及する、勝海舟実体験論

 
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  装丁◎山元伸子
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読み方 57
記憶のちぎれ雲 我が半自伝
 
本の雑誌社、2011年6月
 

一九六〇年代、「サブカルチュア」は輝いていた
若き日の著者が出会った個性あふれるクリエイターたちの肖像。
唯一の自伝的青春譜。

 
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装丁・各章扉◎和田誠
本文組版◎真田幸治

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李賀 58
李賀 垂翅の客
 
芸術新聞社、2013年4月
 

二十にして心已に朽つ
鬼才が鬼才をよむ。著者が生涯をかけた「李賀伝」を集大成。
《李賀の詩のあるものは極めて難解であり、それを解釈する草森の評伝『垂翅の客』も、わかりやすい本ではないだろう。けれども、「解釈のわずらわしさを避けない心がまえがなければ李賀の詩は読めない」のは確かで、その険路を乗りこえたところに展開する絶景は、筆舌につくしがたい。溌溂淋漓、縦横無尽、世界文学の鬼才李賀を描く文章として、この一編にまさるものは稀であろう》(原田憲雄 跋より)。

 
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装丁◎熊谷博人

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その先は永代橋 59
その先は永代橋
 
幻戯書房、2014年5月
 

崩れる書物の山から眺めた、永代橋300年の歳月
荷風、小津、阿部定、フランシス・ベーコン、エイゼンシュテイン…… 長年そのたもとに居を構え、本に生き本に没した文筆家が、「橋を渡る」という行為をめぐり壮大な人脈図を紡ぐ。死去直前まで書き継がれた長篇雑文。

 
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装丁◎真田幸治

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絶対の宣伝(復) 60
絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ1 宣伝的人間の研究 ゲッベルス
 
文遊社、2015年7月
 

ナチスとは何か——宣伝(プロパガンダ)から探る、その本質
宣伝相ゲッベルス——『勝利の日記』から、フルトヴェングラーの政治利用まで、厖大な資料から読み解く、「宣伝的人間」の真実
解説 片山杜秀

 
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絶対の宣伝(復) 61
絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ2 宣伝的人間の研究 ヒットラー
 
文遊社、2015年12月
  世論は「つくりあげる」ものである――
『わが闘争』、メディア戦術、ヒトラー・ユーゲント……巧妙な大衆操作により自己を伝説化し、少年たちに銃をとらせた「宣伝的人間」ヒットラーの正体に迫る。
池内紀氏(ドイツ文学者、エッセイスト)による書き下ろし解説「色男と制服」を収録。
木村恒久氏(デザイナー)との対談を収録。
 
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絶対の宣伝(復) 62
絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ3 煽動の方法
 
文遊社、2016年5月
  「ハーケンクロイツには、官能をゆすぶるなにものかがある」
人々を恍惚とさせるヒトラーの演説、行進のページェント化、葬儀のショウ化……大衆を忘我に導く、ナチスの煽動のメカニズムを明らかにする。
長谷正人氏(映像文化論)による書き下ろし解説「空虚な自己宣伝としての政治運動」を収録。
 
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絶対の宣伝(復) 63
絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ4 文化の利用
 
文遊社、2017年1月
  ヒットラーはまだ宣伝をつづけている――
ラジオ、映画、美術、建築、詩……侵蝕するプロパガンダ
松岡正剛氏による書き下ろし解説「文化のデモンストレーション」を収録。
 
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明日の王 64
「明日の王」詩と評論(嵩文彦と共著)
 
未知谷、2018年2月
 

新発見!未発表評論約130枚!!
草森は密かに高校以来の朋友 嵩文彦の詩を論じていた
嵩の詩集と草森の評 そして残された嵩の解説
没後10年にして結実

 
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本が崩れる(文庫) 65
随筆 本が崩れる
 
中公文庫、2018年11月
  2LDKのマンションを埋める数万冊の蔵書が雪崩となってくずれてきた。ドアが開かず、風呂場に閉じこめられ——。これは読書の快楽への罰なのか。本好き、積ん読派に恐怖と共感の嵐をまきおこす表題作に、著者の愛する野球と喫煙についての随筆を加えた作品集。単行本未収録原稿を含む随筆五編を増補。
解説 平山周吉
 
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